pandeiro

【音量対策】自宅練習に最適なサイレントパンデイロが発売されました。楽器と練習場所が同時に手に入ります。

パンデイロを練習しよう〜!とはいっても自宅で音が出せなくて練習場所に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

いくら小ぶりの楽器とはいえ、家の中でガシャガシャと音を鳴らすのは結構な騒音ですので集合住宅の場合近隣住民とのトラブルの元になりかねません。

練習場所の確保は打楽器奏者にとって悩ましい問題の1つですよね。

しかしもうそんなことに悩まなくて良い時代がやってきたのです。。

なんとCONTEMPORANEA(コンテンポラーニャ)からサイレントパンデイロが発売されていました!

日本にも入荷されている店舗をいくつか確認できましたので、今後見かける機会もあると思います。

この記事ではサイレントパンデイロについて調べてみましたので、パンデイロの詳細や個人的な見解、購入できる店舗等ご紹介していきます。

音問題で家で練習できないんだけど何か良い方法ないかな?

どこでもすぐ練習できるようなパンデイロが欲しい〜!

アバカシ

全てが解決するチートパンデイロ登場です

パンデイロの画像と詳細はドラム専門店GATEWAYさんから許可をいただいて掲載しております。(お店のご紹介は後述しています)

DRUMS PROSHOP GATEWAY(ドラムス・プロショップ・ゲートウェイ)

サイレントパンデイロとは

パンデイロを製作しているブラジルの楽器メーカー、CONTEMPORANEA(コンテンポラーニャ)からサイレントパンデイロが発売されていました。2021年に発売されていたようですね。

サイレントパンデイロは当ブログでそう呼んでいるだけで、正式な型番はPDP105Mです。

動画ではMudoという紹介がされていますが、こちらはポルトガル語で「ミュート」を意味します。ミュートされたパンデイロということですね。

打面やジングルが音量に配慮された素材に変更されたパンデイロとなっています。

続いて動画や画像でも確認していきます。

試奏動画

通常のパンデイロとの音の比較が動画で紹介されています。

百聞は一見にしかず、まずは聴いてみて下さい。サイレント具合に驚くと思います。

すごくないですか??

もうこれがあれば自宅練習でも全然問題ないですね!

ヘッドのミュートによる音の変化やジングル音が動画内で確認できるので、サイレントとは言え本物に限りなく近い状態で練習できることが伝わると思います。

単純にミュートされただけではないのが嬉しいポイントですね。

サイレントパンデイロの詳細

左:11インチ 、右:10インチ

見た目が黒で統一されていてスタイリッシュでかっこいいですね!

そして驚いたことにサイズが11インチと10インチの2タイプあります。

通常は10インチですので、これから始める方には10インチがオススメです。

それぞれの詳細は以下の通りです。

ボディ
  • 木製
胴高
  • 44mm
打面
  • メッシュヘッド
10インチ
  • 重量:約471g
  • タハーシャ(チューニングボルト):6本
  • ゴム製プラチネラ(ジングル):5組
11インチ
  • 重量:約529g
  • タハーシャ(チューニングボルト)7本
  • ゴム製プラチネラ(ジングル):6組

ここがすごい

ゴム製のジングルとメッシュヘッド
裏面

特筆すべきはメッシュヘッドとジングルがゴム製という点ですね。

練習用ドラムパッドの構造をそのままパンデイロにはめた印象です。
ハイハットのゴム → ジングル
スネアのメッシュパッド → メッシュヘッド

ヘッドは通常のパンデイロと同じように取り外しが可能なので、他のパンデイロへメッシュヘッドを取り付ける、ということも可能そうですね。

繰り返しになりますが、驚いたのが通常のパンデイロと同じようにヘッドのミュートや叩き方で音がちゃんと変わることや指ロールができるところです。

ジングルもゴム製になったことで消音効果が発揮されていますが、完全に音が消えているわけではないので、ジングルの刻みもしっかりイメージして練習できます。
練習でジングル音は欠かせないのでこれは嬉しい仕様です。

ジングルについては過去の記事でも紹介していますのでよかったら読んでみてください。

https://machbrasil.com/pandeiro_single/

以上のことから、サイレントではあるものの通常のパンデイロに限りなく近い状態で練習できることが素晴らしいと感じました。

気になるところ

これはなんといっても重量ですね〜。。

重量が450gオーバーなのでしっかりとした重さです。

皮ヘッドのCONTEMPORANEA製のパンデイロが大体500g前後ですので、通常のパンデイロとあまり変わらない重さですね。

とは言え、この重さに慣れれば大抵のパンデイロは余裕に扱えるようになると思いますので、練習と割り切れば。。そもそも練習用のものですから。

何より練習場所に困らないというメリットに勝るものはないので、自宅練習が難しい方には重量の部分を差し引いてもメリットの方が多いと思います。

過去の記事で軽いパンデイロもご紹介していますので良かったらこちらも併せて読んでみてください。

パンデイロ初心者にはオススメ?浅胴タイプを実際に使用した感想 パンデイロを始めたての頃って1曲完走するのが難しいですよね。 慣れないうちはパンデイロを握っている握力が弱ってきたり、手汗で滑っ...

価格

価格は19,448円(税1,768円)~21,318円(税1,938円)といった具合で、約2万円前後で販売されいています。(2022年3月)

通常のパンデイロと変わらないくらいの値段設定ではありますが、楽器と練習場所を得られると考えればむしろ安価だと思います。

こんな人にオススメ

おすすめな人
  1. これからパンデイロを始める人
  2. 自宅でパンデイロの練習ができない人
  3. 時間とお金を有効活用したい人

これからパンデイロを始める方にとってはこれ以上ない最高の練習用楽器だと思います。その理由をこれからご説明しますね。

まず大前提として、パンデイロは曲に合わせてできるようになるまでそれなりに根気と時間とお金と行動力を要します。

※楽器全般あてはまることですが、パンデイロを例に書いていきます。

  • 根気 → 継続すること、左手の痛みと向き合うこと
  • 時間 → 演奏に慣れるまでの時間、練習場所までの移動時間
  • お金 → スタジオ代や必要であればレッスン代とか
  • 行動力 → 練習、練習場所の確保、練習内容の下調べ

こうやって可視化するとちょっと大袈裟かもしれませんが、実際上記の内容は避けては通れないというか、必ずかかる経費みたいなものですね。

とは言え、できればハードルは低い方が継続しやすくないですか?

アバカシ

ハードルはできるだけ下げたいっ!

サイレントパンデイロは上記した4つの項目(根気・時間・お金・行動力)を解決・サポートしてくれます。

結果ハードルも下がり継続しやすい環境になるので、この辺少し深掘りしていきます。

時間

サイレント=消音効果ですので自宅で練習が可能です。つまり好きなタイミングで練習できます。ということは、、

練習場所を探す時間、練習場所までの移動時間を節約できることにも繋がります。

例えばスタジオの場合、予約状況によっては希望の時間枠が取れなかったり最悪1日埋まっている可能性もあります。せっかくやる気が上がってるのに練習できないとなると残念ですよね。

サイレントパンデイロの場合、やろう!と思ったタイミングですぐ始められるので、環境に左右されないことも1つの利点です。

サイレントパンデイロを使用することで時間を有効活用して、楽器に慣れる時間を増やせます。

お金

個人練習のスタジオ代は、平均で¥500/1h〜くらいだと思います。

単発では大したことはないですが、これが何十時間となってくると話は変わってきます。

サイレントパンデイロを使えばそのお金を例えばレッスン代とか、バンドで使う時のスタジオ代に充てがうことができますよね。

こういったお金の使い方の幅が広がることもサイレントパンデイロで得られるメリットの1つだと思います。

行動力

「時間」の項目でも書きましたように、サイレントパンデイロを使用することで練習場所を考えたり移動する時間を節約できることに繋がります。

その分時間も身体も空くので今度は練習内容を考えたり、練習時間に充てられます。

時間の節約がそのまま行動力に変換できるといった感じです。

根気

継続していくためには、継続しやすい環境を作るということが大切ですよね。

根性で練習を続けようと思っても絶対に継続しないからです。僕がそうでした。

通常のパンデイロの場合、上記した4つの項目(根気・時間・お金・行動力)を行わなければならないので継続しやすいかと言えばハードルは高めだと思います。

ただでさえ最初の頃って左手めっちゃ痛いので、だんだんやることが辛くなってくることもあるからです。

どこに労力と時間をかけるかを考えた場合、まず演奏に慣れることだと僕は思います。

サイレントパンデイロを使用することで時間・お金を有効に活用することができ、行動力に変換できるということを書きました。

サイレントパンデイロをうまく活用して、一番時間と労力のかかる「演奏への慣れ」を攻略しましょう◎

購入できるお店はここ

サイレントパンデイロを取り扱っている店はまだ少ないのですが、東京杉並区(京王井の頭線 富士見ヶ丘駅 北口 徒歩5分)にあるドラム専門店のGATEWAYさんに入荷されています。

DRUMS PROSHOP GATEWAY(ドラムス・プロショップ・ゲートウェイ)

ドラム専門店ですのでドラムは勿論、ブラジルから直輸入でパーカッションを仕入れているので時期によっては日本には無いモデルのパンデイロを取り扱っています。

しかも店内に練習スタジオがあるので音の確認もしっかりできるのが嬉しいですね!

ドラムやブラジル関連の珍しいパーカッションをお探しの方は是非こちらのお店をチェックしてみてください!

この記事のパンデイロの詳細はお店のホームページからも確認できます。

ちなみに私はお店の者ではありませんし宣伝料もいただいていません笑

楽器の相談等親身に相談に乗ってくれますので本当にオススメのお店です。

アバカシ

本場の楽器が買えまっせ

まとめ

サイレントパンデイロに関する情報をご紹介しました。

個人的にすごいと感じた部分と気になった部分をまとめます。

ここがすごい
  1. メッシュヘッドでも通常のパンデイロのように叩き方で音の変化を出せる
  2. 指ロールも可能
  3. ジングルがゴム製で消音効果抜群だけど存在感をしっかり感じれる
気になるところ
  1. 重量が450gオーバーと重めではある(通常のパンデイロと同程度の重さ)

気になる点としては重量が重めではあるものの、サイレント仕様で通常のパンデイロに限りなく近い環境で練習できることは重量の部分を差し引いても大変大きなメリットです。

そして何よりも大きなメリットは

練習場所に困らない

これに尽きます。

値段も約2万円ということなのでもう1台パンデイロが買えてしまいますが、この価格で楽器と練習場所が得られるのであればむしろ安価です。

練習場所に悩んでいる方はこのパンデイロ検討の価値ありです。

ボアノイチ

練習場所に悩まなくて良いのは本当に助かりますね〜!

楽器とすぐに練習できる環境を同時に手に入れて快適なパンデイロライフを送りましょう〜!